
基本データ&特徴
- キク科 / 1年草、越年草 / 花期6~10月 / 北アメリカ原産 / 日本全土
- 明治維新の頃に渡来し、現在では日本中に広がっている。
- 道端や荒れ地、市街地、公園などで見られる。高さ30~130cm。
- 頭花は直径2cmほど。上部の枝先に多数つく。
- 花は、中央の黄色い管状花と、周辺の花びらのような舌状花が集まった頭状花序。
- 舌状花は白色~薄ピンク色。
- 上部の葉は披針形で先は尖り、基部は茎を抱かない。
- 下部の葉は卵形で長い柄があり、粗い鋸歯がある。
- 茎には粗い毛があり、内部に白い髄がつまっている。
名前の由来
名前の由来については諸説あり。
- 中国の「「女苑」という花に似ており、それより小さいので「姫」をつけて「ヒメジョオン (姫女苑)」。
- 同じキク科の「シオン (紫苑)」に似ていて、小さいため、「ヒメシオン (姫紫苑)」となるところだったが、すでに同じ名前の植物があったので「ヒメジョオン (姫女苑)」と名付けられた。
- 当初は、「ヤナギバヒメギク (柳葉姫菊)」と呼ばれたり、鉄道の線路沿いに広がったことから、「テツドウソウ (鉄道草)」の異名もあった。
ヒメジョオンの写真




ハルジオンとヒメジョオンの見分け方
- ハルジオンの茎葉の基部は茎を抱くが、ヒメジョオンは抱かない。
- ハルジオンの茎は空洞だが、ヒメジョオンは白い綿のようなものが詰まっている。
- ハルジオンの蕾は下にうなだれることが多いが、ヒメジョオンはあまりうなだれない。