ヒメジョオン 姫女苑

2021年6月 埼玉県 上尾丸山公園

基本データ&特徴

  • キク科 / 1年草、越年草 / 花期6~10月 / 北アメリカ原産 / 日本全土
  • 明治維新の頃に渡来し、現在では日本中に広がっている。
  • 道端や荒れ地、市街地、公園などで見られる。高さ30~130cm。
  • 頭花は直径2cmほど。上部の枝先に多数つく。
  • 花は、中央の黄色い管状花と、周辺の花びらのような舌状花が集まった頭状花序。
  • 舌状花は白色~薄ピンク色。
  • 上部の葉は披針形で先は尖り、基部は茎を抱かない。
  • 下部の葉は卵形で長い柄があり、粗い鋸歯がある。
  • 茎には粗い毛があり、内部に白い髄がつまっている。

名前の由来

名前の由来については諸説あり。

  • 中国の「「女苑」という花に似ており、それより小さいので「姫」をつけて「ヒメジョオン (姫女苑)」。
  • 同じキク科の「シオン (紫苑)」に似ていて、小さいため、「ヒメシオン (姫紫苑)」となるところだったが、すでに同じ名前の植物があったので「ヒメジョオン (姫女苑)」と名付けられた。
  • 当初は、「ヤナギバヒメギク (柳葉姫菊)」と呼ばれたり、鉄道の線路沿いに広がったことから、「テツドウソウ (鉄道草)」の異名もあった。

ヒメジョオンの写真

2021年6月 埼玉県 上尾丸山公園
2021年6月 埼玉県 上尾丸山公園
2021年6月 埼玉県 上尾丸山公園
2021年6月 埼玉県 上尾丸山公園

ハルジオンとヒメジョオンの見分け方

  • ハルジオンの茎葉の基部は茎を抱くが、ヒメジョオンは抱かない。
  • ハルジオンの茎は空洞だが、ヒメジョオンは白い綿のようなものが詰まっている。
  • ハルジオンの蕾は下にうなだれることが多いが、ヒメジョオンはあまりうなだれない。
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