薄暗い林床の下草にまぎれて咲いていたので、他の草木をかき分けて写真を撮った。花期の終わりが近いようで、形のよいものは少なかった。
基本データ&特徴
- ツツジ科 / 常緑の多年草 / 花期 6~7月 / 北海道~本州 (中部地方以北)
- 山地から亜高山帯の林床などで見られる。群生することが多く、高さ20cmほど。
- 花茎の先に総状花序をつくり、多数の桃色の花を咲かせる。
- 花茎は赤みを帯びる。
- 広楕円形の葉が、2~5枚根ぎわに付く。
- 光合成を行うが、足りない栄養を菌類から接種する部分的菌従属栄養植物に位置づけられる。
名前の由来
- 紅い花を咲かせるので「紅花」。
- 一番効果のある薬草であることから、あるいは1つの草で様々な病気に効くので「一薬草」と付く。