日が当たる草原では赤褐色の存在がすぐ目に付くが、日陰の山道では案外目立たない。群生もするようだが、孤立してすくっと咲いているイメージがある。
基本データ&特徴
- シュロソウ科 / 多年草 / 花期 6~8月 / 北海道~本州
- 山地の林内や湿った草原に生える。高さ60~80cm。
- 茎先の長い円錐花序に暗赤褐色~暗紫褐色の花を多数つける。
- 太い根茎があって直立する。葉は茎の下部につく。
- 根茎に毒性の強いアルカロイドを含む。
- 花が黄緑色であるアオヤギソウの変種。この仲間は変異が多く同定が難しい。
名前の由来
- 葉の付け根に、枯れ葉の繊維がシュロ状 (もじゃもじゃの毛が密集した感じ) に残ることから。