別名の「ニッコウキスゲ」で知られていることの方が多い。群生した光景は見事なもので、青空に草原の黄色が鮮やかに映える。夏山を代表する花のひとつ。
基本データ&特徴
- 別名 : ニッコウキスゲ (日光黄萓)
- ワスレグサ科 / 多年草 / 花期 7-8月 / 北海道~本州 (中部以北)
- 山地や亜高山の草原や海岸に群生する。高さ60~80cmほど。
- 茎頂の花序に濃橙黄色の花を3~10個つけて、下から順に咲く。
- 花はラッパ状で、花被片は6個。
- 花は1日花で、朝開花して、夕方に閉じる。
- 葉は長さ60~70cm、幅2cmほどで、すべて根生する。
名前の由来
- 定説はないが、一説ではこの花がよく見られる日光の戦場ヶ原を、中禅寺の庭に見立てたことからと言われる。
- 別名「ニッコウキスゲ」については、日光の戦場ヶ原でよく見られる黄色い花で、葉がカサスゲ (笠萓) に似ていることから。