ワレモコウ 吾木香、割木瓜、吾亦紅

2021年7月 霧ヶ峰

基本データ&特徴

  • バラ科 / 多年草 / 花期 8-10月 / 北海道~九州
  • 山野の日当たりのよい草地に生える。
  • 小さな花が密集した楕円形の穂状花序をつくり、上から下へと開花する。
  • 花は暗紅紫色。花弁はなく、4個の萼片が花弁のように見える。
  • 雄しべは4個で葯は黒い。
  • 葉は奇数羽状複葉で、小葉は長楕円形で5~13個ある。
  • 薬草として利用され、根は生薬になる。

名前の由来

名前の由来については諸説あり。

  • 強い芳香を持つキク科のモッコウ (木香) と根の形がよく似ているので、「我が国 (吾) の木香」という意味で「吾木香 (われもこう)」と名付けられた。
  • 4つに裂けた萼片の形が「木瓜紋 (もっこうもん)」という家紋を割ったように見えることから「割木瓜 (われもこう)」となった。
  • 神が赤い花を集めていた時、この花が自ら「吾もまた紅なり」と申し出たという伝承から「吾亦紅 (われもこう)」。

ワレモコウの写真

2021年7月 霧ヶ峰
2021年7月 霧ヶ峰
2021年7月 四阿山・根子岳
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