ハクサンオミナエシ 白山女郎花
2021年7月 霧ヶ峰
基本データ&特徴
- 別名 : コキンレイカ (小金鈴花)
- スイカズラ科 / 多年草 / 花期 7-8月 / 本州 (近畿地方以北)
- 山地の岩場などに生える。高さ20~60cm。
- 黄色の小さな花を集散花序に多数つける。
- 花冠の先は5裂し、裂片の先は丸い。雄しべは4個。
- 葉は対生し、掌状に3~5裂し、裂片に欠刻がある。
- 下方の茎葉には長い柄がつく。
- よく似たキンレイカの距は大きいが、本種は少しふくらんでいる程度。
- 平地に生えるオミナエシは、背が高く1mほどになる。
名前の由来
- 「オミナエシ」は秋の七草のひとつであり、万葉集や源氏物語でも詠まれるほど古くからある名前だが、名前の由来については不明。
- 俗説として、古い時代に女性が食べる栗などの黄色い雑穀飯を「女飯 (おんなめし)」、男性が食べる白いお米のご飯を「男飯 (おとこめし)」と呼んだことから、黄色い花を「オンナメシ」、白い花を「オトコメシ」として、それが転訛したとの説がある。
- ちなみに、遊女を女郎と呼ぶようになったのは江戸時代以降であり、オミナエシは遊女に関連した名前ではない。
ハクサンオミナエシの写真
2021年7月 霧ヶ峰