基本データ&特徴
- キキョウ科 / 多年草 / 花期 8-10月 / 北海道~九州
- 山地の草地や林縁、河川堤防などにも自生する。
- 茎頂に円錐形の花序を出し、1~数個の花が輪生して下向きに咲く。
- 花冠は鐘形で、淡紫色~白色で、先は5裂してやや広がる。
- 花柱は花冠よりもやや突き出し、先は浅く3裂する。
- 萼片は5裂し、裂片は線形でふちに小さな鋸歯がある。
- 茎葉は3~4個が輪生し、葉形は卵状楕円形で鋸歯がある。
- 若芽は「ととき」と呼ばれ、古くから山菜として親しまれてきた。
- 根を日干ししたものが、生薬の「沙参 (しゃじん)」となる。
名前の由来
- 花が釣鐘形で、根の形がチョウセンニンジン (朝鮮人参) に似ていることから。