タチツボスミレ 立坪菫

2024年4月 埼玉県狭山市 稲荷山公園

基本データ&特徴

  • スミレ科 / 多年草 / 花期4-5月 / 日本全土
  • 人家付近の道端から山地まで、普通に生える日本を代表するスミレ。
  • 日当たりのよい場所を好むが日陰でも見られる。
  • 花は淡紫色だが、白色に近いものもあって変異が多い。
  • 唇弁の中央には、白地に濃い紫色の筋がある。
  • 5花弁の左右相称花で、基部に後ろに突き出た細い距を持つ。
  • 花弁は1.2~1.5cmほどで、距は6~8mmほど。
  • 花茎は葉の間から出て立ち上がり、先端がうつむいて花を付ける。
  • 葉は心形で丸いハート形になる。葉縁に低い鋸歯あり。
  • 花期が終わると地下茎が伸びて立ち上がり、葉も倍以上の大きさになる。
  • 托葉はくしの歯状に深く裂ける。
  • スミレ属は世界に広く分布して400種以上あり、日本には約50種ある。

名前の由来

  • ツボとは小さな庭 (坪庭) を指し、そうした庭先で身近に見られるスミレの仲間で、茎が立ち上がるように生えることから「タチツボ (立坪)」。
  • 「スミレ」の語源は諸説あってどれも興味深いが、定説はない。

タチツボスミレの写真

2024年4月 埼玉県狭山市 稲荷山公園
2024年4月 埼玉県狭山市 稲荷山公園
2022年3月 埼玉県 北本自然観察公園
2022年3月 埼玉県 北本自然観察公園
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