2023/7/16 ノコギリクワガタを捕獲した!!

今月末に娘家族が遊びに来ることになったので、それまでにそーちゃんに見せてあげるためのクワガタを捕まることにした。

去年は近場に樹液の出るクヌギがあって、早朝に行けばクワガタやカブトムシなどの甲虫を何かしら捕まえることができたが、今年はナラ枯れが進んでしまい、2度ほど見に行ったが甲虫たちの姿はなかった。

平日の夜に奥多摩へ灯火採集へ出かけようかと思っていたが、この3連休で採ろうと妻もやる気満々なので、目をつけておいたクヌギの生えている公園へ2人で出かけて、ルッキング採集にチャレンジした。

早朝に出かけてルッキング採集を始めたが、しばらく探してもクワガタどころか甲虫の気配もない。樹液が出ているように見えるクヌギとコナラの根元に積もった腐葉土を掘り返して、さらに探し続けたが何も出てこない。

1時間が過ぎ、1時間半が経過する頃、やっと極小サイズのコクワガタのつがいを見つけたが、我が家には去年捕まえて越冬した立派なサイズのコクワがすでにいるので、どうしてもノコギリクワガタを捕まえたい。

交尾をしていた体長2cm前後のコクワガタ。
クワガタに似た顎を持つヨツボシケシキスイもいた。

コクワガタがいるならノコギリもいるはずだと、あきらめずに探し続けたものの、その後もクワガタはさっぱり見つからずに2時間が経過した。状況は変わらないし、暑くて蚊に刺されるしで、そのうちもう帰ろうということになった。

帰ると言いながらも諦めきれずに、クワガタを目で探しながらのろのろ歩いていたら、クヌギが数本並ぶまだ探していない場所があった。念のためにと近づいて根元の腐葉土をひっくり返してみると、いましたよ、立派な大顎のノコギリが!!

思わず「いたぁあああ!!!」と年甲斐もなく叫んでしまった。近くを探したら、さらにもう1匹、小顎のノコギリも見つけて、一気にテンションが上がった。

それにしても厳しい闘いだった。虫よけスプレーをしていても蚊などの羽虫にしつこく付きまとわれるし、この日の関東地方は災害級の暑さで、気温は40度に迫ろうかという猛暑だった。園内で昆虫採集をしている方を何人か見かけたが、皆厳しい闘いを強いられたのではなかろうか。

確保していたコクワガタのつがいはリリースしてノコギリ2匹を持ち帰り、帰宅後すぐに飼育環境を整えた。

赤味が濃いノコギリクワガタ。
小顎タイプのノコギリクワガタ。

ノコギリ捕獲のミッションに成功して安堵した。何事も諦めずにギリギリまで粘ることが大切だと、クワガタ採集をすることで改めて教えられた。

あとは数年来の念願であるミヤマクワガタのみとなり、翌日、ミヤマ捕獲のために何度か登ったことのある山へ出かけたのだが、これもまた厳しい闘いになった。(次回へ続く)

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