宮ブタ人形の作成経緯
随分前になるが、ジブリ美術館へ初めて行った時にマンマユートのレジに飾られていた宮崎駿のブタ人形 (非売品) が目に付いて、売り物なのか店員さんに尋ねたことがある。
それ以来、宮崎駿の著作本に頻出するブタ・キャラクターのフィギュアが欲しいとずっと思っていて、商品化がされないのなら自作したいと考えていた。
気が向いた時にフィギュア作りのネット動画などを見て回り、作るなら石粉粘土だろうと考えて石粉粘土とスパチュラセットは1年以上前に購入した。
ジブリ美術館で見た宮崎駿ブタのフィギュアがどういうものだったかはすっかり忘れてしまったので、基本となる造形はネットで拾った宮崎ブタ画像 (下) をそのまま真似ることにして、設計図となる実寸大の三面図も半年前には描いていた。

当初は予行演習的に、何か他の小品を作ろうかとも考えたが、一番作りたいモノに取り組んだ方が得られるものが多いだろうし、何となく上手く作れそうな気がしてきたので、昨年の12月に恐竜フィギュアの色塗りが終わってから造作を開始した。
年越し前後で1週間以上作業をしない時期もあったが、空いた時間に作業を進めて、やっと完成にこぎつけた。
宮ブタ人形を石膏粘土で造形する
本体のベースを作る







顔を作る





身体を作る





メガネを作る





ブタ鼻を修正する




頭と胴体をつなぐアルミ棒を付ける


髪を付け足す



シャツのボタンとエプロンの紐を付ける




鉛筆やタバコなどの小道具を作る



靴のかかとを作る


アクリル塗装と並行してエプロンなどを付け加える
エプロンを付けるとズボンやシャツの一部が塗装できなくなるので、隠れて筆が届かなくなる部分を先に塗装することにした。塗装には模型用のアクリル塗料 (Mr.COLOR) を使用した。
下半身と顔を塗る



顔に髭を付ける






顔を塗装して目を入れる




エプロンを付ける



小道具を塗装してサイズ調整する


エプロンにポケットをつける








メガネを塗装する





台座を作る





完成した宮崎駿のブタ人形












宮崎駿のブタ人形を作り終えて
二次元の絵であれば、見たままを描くのはそんなに難しいことではないと感じるが、慣れていないこともあってか、三次元の造形は情報量と作業量が累乗で増える感覚があって、上手くいかないことが多々あった。
もっとも作業を始めると2~3時間はあっという間に過ぎてしまう感じで、作業に没入して写真を撮り忘れることが多かった。それだけ充実した時間を過ごしたわけで、難しさはそのまま楽しさにつながった。総じて言えば至福の時間であった。
想定以上に時間はかかったが、最終的に「こういうのが欲しかった」と思える納得の出来栄えとなった。正直、眺めているだけで気分がよいし、しばらくは達成感にひたっていられそうだ。
ひとつフィギュアを仕上げることで、粘土造形に必要なノウハウも得ることができた。石粉粘土の性質やスパチュラの扱いにも多少慣れたので、次回はもっとスムーズにできるだろう。
フィギュア作りは時間がかかるので、おいそれとは取り組めない気もするが、作業中の没入感や完成後の達成感には格別のものがある。作りたいモノが出てきたら、また造形にチャレンジしたいと思う。