
熊倉山から日野コースで下山する際、群生しているのを何度も見かけた。ネコノメソウの仲間は似たものが多いが、本種ははっきりした特徴があるので現地ですぐに見分けがついた。
基本データ&特徴
- ユキノシタ科 / 多年草 / 花期3~5月 / 本州 (関東以西)、四国、九州に分布
- 山地の谷沿いの湿ったところに生える。
- 萼裂片は箱状に直立し、花期には鮮黄色だが、花期が終わると緑化する。
- 雄しべは8個で、葯は鮮黄色。
- 根生葉は花時には枯れる。
- 走出枝は長くのび、白色の軟毛が密生する。
- 葉は扇形で、丸い鋸歯がある。
名前の由来
- コガネ (黄金) は、萼裂片が黄金のように鮮やかな黄色であることから。
- ネコノメソウ (猫の目草) は、熟して裂開した蒴果を、昼間の猫の目の縦に閉じた瞳孔にたとえたもの。
コガネネコノメソウの写真



