ムラサキケマン 紫華鬘

2021/4/3 飯能市下名栗

棒ノ嶺登山の際、仙岳尾根から下山して県道を名栗湖方面へ向かう途中に道端の草むらで見かけた。

基本データ&特徴

  • ケシ科 / 2年草 / 花期4~6月 / 日本全土に分布
  • 山や道端の明るめの半日陰でよく見かける。
  • 茎の上部に紅紫色の花がぴっしりと総状につく。まれに白い花もある。
  • 花は後ろに突き出る距をもち、奥にある蜜を吸おうとハチなどの昆虫が潜り込むと花粉がつく。
  • 高さ20~50cm。
  • 葉は、2~3回羽状に細かく裂ける。
  • 蒴果は総状長楕円形で吊り下がる。
  • 種子にアリの大好物エライオソームがついているため、種子はアリに運んでもらえる。
  • 全草に有毒のプロトピンを含む。誤食すれば嘔吐・呼吸麻痺・心臓麻痺などを引き起こす。

名前の由来

  • 花が紫色で、ケマンソウに似ていることが名の由来。
  • ケマンソウは、仏殿の欄間などを飾る仏具である華鬘 (けまん) に似ていることが名の由来。

ムラサキケマンの写真

2021/4/3 飯能市下名栗
2021/3/23 北本自然観察公園
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