散歩の途中、用水路近くで野生化しているのを見かけた。深みのある青紫色が印象的で、何の花なのか調べてみると、「メド-セージ」として流通している花だと知った。ネット検索してみると、道端や公園など屋外で撮られた写真も多く、一部で野生化しているようだ。
基本データ&特徴
- 別名 : メド-セージ
- シソ科 / 多年草 / 花期 6-11月 / 南アメリカ原産
- 明治時代から園芸品種として日本に流通しているが、一部野生化している。
- 日当たりがよく、水はけのよい場所を好み、耐暑性は高い。草丈60~150cm。
- 茎の上部に花序を出し、10数個の花を穂状に咲かせる。
- 長い花期の間、濃青色~紫色の花が次々に開花する。
- 葉は対生し、やや丸みを帯びた三角形~卵形。表面の皺が目立つ。
- 冬は地上部を枯らせて宿根し、春に再び芽吹く。
- 日本では本種が「メド-セージ」の名で流通しているが、メド-セージは本来「サルビア・プラテンシス (Salvia pratensis)」の英名。
名前の由来
- 属名の「サルビア (Salvia)」は、ラテン語の「salvare (治療)」、「salveo (健康)」からきており、ローマ時代からこの種の植物が薬用として用いられてきたことから名付けられた。
- 種名の「ガラニチカ (guaranitica)」は、パラグアイの先住民族である「グアラニ族 (Guarani)」から来ているらしい。