2022/2/6 【散歩】トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園&加治丘陵

以前から行ってみたいと思っていた「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」へ行ってきた。

あけぼの公園は加治丘陵の北側にあり、加治丘陵の南側には4月に引越予定の住宅街がある。周辺環境を知るにはよい機会なので、ついでに加治丘陵のハイキングコースも歩いてみることにした。

まずはあけぼの公園を見て回り、公園内から加治丘陵のハイキングコースに入って桜山展望台に上り、遊歩道 (南コース) を進んで住宅街のある八坂神社まで足を延ばした。帰りは武蔵野音楽大学の南側から再び遊歩道 (南コース) に入り、自然探求路を通ってトーベ・ヤンソンあけぼの公園へ戻った。

7kmほど歩くことになって少々疲れたが、4月から生活エリアとなるあけぼの公園と加治丘陵を歩くことができて、収穫の多い一日となった。

目次

トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園

9時過ぎにあけぼの公園に到着。まだ駐車場は空いていた。
案内図でおおまかな場所を確認。思ったよりも近くに球場や体育館などがあった。
ゆるやかな坂を上ってあけぼの公園へ向かう。
「子ども劇場」のトイレに寄って、管理事務所で「きのこの家」の整理券をもらった。
事務所脇にディスプレイされた小さなムーミン・キャラクター。
「きのこの家」。2022年2月現在、平日は人数制限なく入れるが、土日祝日は入場の整理券が必要となっている。
靴を脱いで中へ入る。朝早かったからか、きのこの家には誰もいなくて貸し切り状態。足裏が冷たかった。
建物内の木組みが独創的で、真っ先に目に付いた。
木製の置き時計など、いい感じの家具が方々に置かれている。
壁際のゆるやかな螺旋階段を上っていく。
一番高いところまで上って下を見下ろす。狭くてけっこう高度感があった。
窓から眺めた公園の北東側。
私の次に一番高いところを歩く妻。
天井の木組みが秀逸。曲線を生み出す複雑な構造に、徹底したこだわりを感じた。
外階段を下って、下の扉から入ることもできる。
外階段から眺めた「子ども劇場」方面。
壁際の小部屋に、ミニチュアの家具類がさりげなく置かれていた。
何とも言えない居心地のよさを感じて、ゆっくり見て回った。
きのこの家は、ムーミン屋敷をイメージさせる様々な工夫があって不思議な魅力的にあふれていた。
何度来ても飽きないだろうと思える建物であった。
北東側の広場から眺めた「きのこの家」と「子ども劇場」。
園内北東側、「水あび小屋」方面の眺め。
次は屋根の曲線が美しい「子ども劇場」へ向かった。
「子ども劇場」側から眺めた公園の北東側。
美しい曲線を生み出す丸い屋根瓦に職人の執念を感じた。起伏を活かした道の付け方も面白い。
ムーミン的なトロール、あるいは鬼の子どもだろうか。
楽し気で勇ましく、元気な子どもたちのオブジェ。こういうミニチュアを家に飾っておきたいなぁ。
子ども劇場の高い位置から眺めたきのこの家。
子ども劇場も靴を脱いで入る。ここも木組みで造ったドーム型の天井がよい。
飾られていたムーミンの絵。
西側の階段から下のトイレへ下りられるようになっていた。
子ども劇場の南側の東屋も独特。
イベント広場横の東屋。
子ども劇場脇の土手から、隣にある観光会社のバスが見えた。
休憩用のベンチの上に、星形の大きなタープが広がる。
南側から眺めた子ども劇場とイベント広場。
イベント広場から南西端の「森の家」へ。埼玉県産の「西川材」という丸太を縦に並べて造られている。
ムーミン谷の仲間たち。
1階はトーベ・ヤンソンに関する資料が展示されている。
ムーミンをモチーフにした紙粘土作品。
ちょっとした照明にもこだわりを感じる。
窓からの眺め。西側に駿河台大学のキャンパスが見える。
丸太の家は落ち着く。
2階から眺めた1階。
ここも丸天井の木組みに目が行く。職人の卓越した技術を感じる。
森の家を出て、再び公園の北東側へ向かう。
南側から眺めた子ども劇場ときのこの家。
木製のデッキウォークを歩いて滝見台へ。
小さな滝。庭園のような公園には欠かせない。
デッキウォークを下る。
デッキウォークの八角形の板張り。こだわりがすごい。
デッキウォーク側から眺めた面白い形の「見晴らし橋」。サナギのようだ。
鉄製の屋根に覆われている。
橋を越えたところから眺めた子ども劇場ときのこの家。
見る方角で形が変化するきのこの家。
設計者の独創性も素晴らしいが、それを具現化する職人の技術も素晴らしい。
丸太で組まれた「樹上の家」。大人でも下りは注意が必要。
園内北東にある「水あび小屋」。
カラフルな色合いが目を引く北欧風のカフェレストラン「カフェ プイスト」。
もう少しで陽が当たるのだがと思いつつ、公園の北東側へ向かう。
尖がり屋根と青壁が特徴的な「水あび小屋」。
北東側から眺めた公園内。どこも絵になるスポットばかり。
北東端の「わんぱく池」
ひと通り見て回った後、来た道を戻って加治丘陵のハイキングコースへ向かった。
森の家の脇から加治丘陵のハイキングコースへ入る。

トーベヤンソンあけぼの子どもの森公園は、公園全体のゆるやかな起伏がうまく利用されており、庭園を思わせる景観のよさで、手入れも行き届いていた。細部にまでこだわった建物の造りも素晴らしく、これで入園料と駐車料金がかからないのは素晴らしい。

遊具などはないが、小さな子どもやペットを連れた家族がのんびり過ごすのに最適な公園ではなかろうか。引っ越し後は何度も来ることになるだろうし、細部にわたるこだわりと創意工夫がつまった公園なので、もっと細かいところまでいずれ紹介したいと思う。

加治丘陵ハイキング&桜山展望台

最初は急な丸太の階段が続く。
入間市側の遊歩道は旧サイクリングロードで、舗装路となっていた。
山仕事の広場を過ぎると、桜山展望台まではひと上り。
桜山展望台に到着。大きなコンクリートの展望台が現れたので驚いた。
昭和62年竣工の鉄筋コンクリート3階建で、高さは20mある。
階段を上っていく。
上は360度の絶景。東京スカイツリーが見えた。
南側には丹沢山地や富士山がのぞめる。
東側には奥多摩・奥秩父の山並み。
展望台の下のベンチでおにぎりを食べてから、遊歩道 (南コース) を東へ進んだ。
加治丘陵と住宅街の間を進む。
入間台の住宅街が見えた。新居の屋根がちょっとだけ見えていた。
遊歩道から車道に出て、住宅街周辺を歩き回った。
一番高いところに鎮座する八坂神社。
いちょう通りを下って遊歩道の北コースで戻るつもりでいたのだが…
武蔵野音楽大学の南側から遊歩道の南コースに戻ってしまった。大学の守衛さんに聞いたが、こちらの聞き方が悪かった。
復路は北コースで周回したかったのだが、結局来た道をピストンすることになった。
途中から自然探勝路に入り、谷間へ下る。
谷底から上り返す。
遊歩道 (北コース) に出て、道標を確認しながら進む。
あけぼの公園への急な丸太階段を下る。

事前に国土地理院の地図をコピーしていたのだが、後から調べてみると、入間市のサイトからダウンロードできる「加治丘陵マップ」が一番わかりやすいと感じた。

ちなみに、あけぼの公園へ続く道は、飯能市側ということで空白になっている。加治丘陵付近のハイキングロードの位置表示も、いろいろあってわかりずらい。縦割り行政の難しいところだが、できれば広域の統一マップを作って欲しい。

再び、トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園

13時頃、あけぼの公園に戻ってきた。
人が増えて、きのこの家も入場待ちの人がいるようだった。
駐車場は9割がた埋まっていた。
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