2023年4月 【DIY】サイクロン集塵機を作る

大がかりになりそうな作業部屋の構想がなかなか固まらないので、その前に比較的簡単にできそうなサイクロン集塵機を作ることにした。

目次

ダスク・セパレーターをつくる

サイクロン集塵機を自作している動画をいろいろ見てみると、案外テキトーな作り方でもきちんとサイクロンが生じているので、私もあまりこだわらずに、使えそうな材料をホームセンターで見繕ってみた。

購入したもの

カインズで購入 / 蓋つきバケツ10L、ろ過器 (ディスポフィルター)、VPエルボ

100円ショップで購入 / 味噌用保存容器1.35L

Amazonで購入 / 洗濯機排水ホース延長用3m

これらでサイクロン集塵機をつくる。VPエルボは1つだけ使って、代わりに掃除機のノズルアダプターを使った。
サイズを確認すると、ろ過器と味噌用保存容器の大きさがびったり合った。
ろ過器の底とバケツの蓋のへこみもぴったり合致。サイズは目測のみで購入したが、これはラッキーだった。
まずはろ過器の底に付いていたネットと格子を切り取った。
バケツの蓋に穴をあける。アクリルカッターで、へこみに合わせてカットした。
穴あけ完了。やすりで軽く面取りしておいた。
ろ過器の底がバケツの蓋の穴にピタリとはまった。
コンパスカッターを使って、味噌用保存容器にVPエルボを接続するための穴をあける。
開けた穴にVPエルボを通してみる。穴の大きさはドンピシャ。
味噌用保存容器にもうひとつ穴をあける。
開けた穴に掃除機のノズルアダプターを通してみる。かなりキツかったのでサイズをヤスリで微調整した。
VPエルボを適当にカットして、セパレーター内でのエルボの向きを調整する。
セパレーターの中で、VPエルボの向きとノズルアダプターの深さを調整する。

ろ過器と味噌用保存容器を養生テープでくっつけてダスト・セパレーターを作り、実際にゴミを吸ってみた。目論見通りサイクロンが発生して、木屑がバケツの中に落ちることを確認できた。

サイクロンは上手くいったので、次は掃除機本体へ行くゴミが極力少なくなるように、VPエルボの向きとノズルアダプターを差し込む深さを調整した。何度かテストして、最適と思える位置を見つけた。

ダスク・セパレーター内部のVPエルボは真横に出すのがよいと分かったので、いらない部分をカットした。
仮組み状態のサイクロン集塵機。

ダスク・セパレーターの接着と補強

ポリエチレンも接着できるスコッチの「プレミアゴールドスーパー多用途2」で接着する。
ノズルアダプターとVPエルボを味噌用保存容器に接着。最初は接着剤を付け過ぎた。
ろ過器とバケツの蓋を接着。
ろ過器と味噌用保存容器を接着する。

味噌用保存容器の蓋は本体をぴったりくわえ込むタイプだったので、蓋を外側だけ残してくりぬいて、ろ過器に載せる形で接着した。その後 味噌用保存容器を蓋にはめ込んで接着した。

逆さまに蓋をするようにして、味噌用保存容器を接着した。
完成したダスト・セパレーター部分。
ろ過器とバケツの蓋の接合部分が弱いので、養生テープの芯で補強することにした。
芯を適当な高さに切って合わせる。
芯の長さを調整してから結束バンドで固定した。
補強を終えたダスト・セパレーター部分。

サイクロン集塵機の設置

VPエルボはゴミを吸い取るノズル側ホースとつなぎ、ノズルアダプターは掃除機本体側とつないだ。
とりあえずルミナス・ラックに収容して、掃除機と集塵ボックスを使いやすいように固定した。
掃除機を利用した自作サイクロン集塵機の完成。

細かい木屑や粉じんを吸うと掃除機の吸引力がすぐ落ちてしまうので、これまでは頻繁に掃除機のフィルターをクリーニングしなければならなかったが、今後はその回数が大幅に減るだろう。

サイクロン集塵機を実際に使用してみて

結論から言うと作って大正解。まだ使用を始めて2週間ほどだが、何故もっと早く作らなかったのかと思うくらい、サイクロン集塵機の絶大な威力を感じている。

古い掃除機を集塵機に代用しているので、これまでは日に何度もゴミを捨てて、頻繁にフィルターの掃除をしなければならなかった。そうした手間から完全に開放された。

バケツに3分の1くらい粉塵や木屑が溜まった状態だが、掃除機の方にはほとんどゴミがない。

自作すればコストも安いし、比較的簡単に作れる。それでいてゴミ処理の手間が大幅に削減される。これはもう作らない手はない。

作業台などと並んで、DIYを始める人が最初に作るべきモノだと思います。いやホント、作ってよかった。

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