基本データ&特徴
- シリアゲムシ科 / 体長15-22mm / 時期4-9月 / 北海道~九州
- 平地から低山の林縁や草地などで見られる。
- 4月から6月に出現する春型は、体色が黒い。
- 7月から9月に出現する秋型は飴色をしており、ベッコウシリアゲとも呼ばれる。
- 成虫は雑食性で、他の昆虫を捕食したり、死んだ昆虫の体液や果実を吸う。
- 幼虫は腐った植物や死骸を食べる。
- 越冬形態はサナギ。
- 雄は、先端がハサミ状の腹部をサソリのように反り上げる。
(英名は「Scorpion fly (スコーピオン・フライ) 」で、「飛ぶサソリ」) - 雄のハサミは、交尾の際に雌を押さえたり、雄同士の闘争に使われる。
- 雄は雌のために餌を確保して、雌が食事中に交尾する。
- 2億5000万年前から生息していた起源の古い昆虫。
名前の由来
- 日本の固有種で、尻尾を反り返している雄の姿から。
ヤマトシリアゲの写真
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