
基本データ&特徴
- 学名:Acer palmatum 英名:Japanese maple
- 別名 : イロハカエデ (伊呂波楓)、タカオモミジ (高雄紅葉)、タカオカエデ (高雄楓)
- ムクロジ科カエデ属 / 落葉高木 / 花期4~5月 / 東北南部~九州
- 身近な雑木林や山地の湿った斜面などに自生し、庭木にされる。
- 幹はやや傾き、枝を横に広く伸ばす。樹高10mほどになる。
- 葉は対生で5~9裂する。切れ込みが深く、裂片は細い。
- 鋸歯はやや粗くて深い。よく見ると2重鋸歯になっている。
- 果実にはプロペラ状の翼がつく。
- 紅葉はひじょうに鮮やか。紅色から黄色まで幅がある。
- 若木の樹皮は緑色で、成木は淡灰褐色。縦すじが入る。
名前の由来
- 葉はふつう7裂し、「いろはにほへと」の7語に合致することから「イロハ」。
- ベニバナから紅を取り出すために、花びらをよく揉む作業を「揉出 (もみず)」といい、それを紅葉になぞらえた呼び名。動詞の「もみず」が名詞の「もみじ」へ変化して、「モミジ」となった。
- 別名の「カエデ (楓)」は、「蛙手(かえるで)」のことで、葉をカエルの手に見立てたもの。
- 別名の「高雄」は、紅葉の名所である京都西北部の高雄山周辺のこと。
イロハモミジの写真













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