基本データ&特徴
- 学名:Salix babylonica L. 英名:Weeping willow
- 別名 : イトヤナギ (糸柳)
- ヤナギ科ヤナギ属 / 落葉高木 / 花期3~4月 / 中国原産
- 古くから公園樹や街路樹として用いられ、ヤナギと言えば本種を指すことが多い。
- 水辺に生えるものが多く、樹高15mほどになる。
- 細長い葉で枝垂れる樹形の木は他にないので、すぐ本種と見分けがつく。
- 雌雄異株だが、雌株は日本にほとんどないと言われ、挿し木で増やされる。
- 雄花序は長さ2~2.5cmで、小さな花が多数つく。葯は黄色。
- 葉は互生で、細かい鋸歯がある。
- 葉裏は粉白色で、無毛。
- 樹皮は灰褐色で縦に割れる。
名前の由来
- 枝が垂れるヤナギなので、シダレヤナギと名付けられた。
- 別名「イトヤナギ (糸柳)」は、細い枝を糸に見立てたもの。
ヤナギの語源については諸説あり。
- 矢の材料として用いられてきたので「矢の木」、転訛してヤナギとなった。
- 魔除けに用いられてきたので「斎の木 (ゆのき)」、転訛してヤナギとなった。