作業部屋の壁を板張りにする作業を進めてきたが、残りの2つの小さなスペースには、赤と青をベースにした落書き的な抽象画を描くことにした。
壁の大きさに切ったべニアに、ターナー色彩のアクリル絵の具・ミルクペイントで描き始めたものの、適当に描いても抽象画にはならないことがすぐに分かった。
あれこれやっても上手くいかないので、途中で大幅に路線変更して、好きな抽象画家である二コラ・ド・スタールの四角をモチーフにした作品を真似て描くことにした。
壁に貼る落書き抽象画を描く
あれこれ試しているうちに、どうしても意味のあるものに寄せて描こうとしてしまうことに気が付いた。意味が浮かぶ形は消してみたものの、これはどうにもならないと感じて、大幅な路線変更をすることにした。
まずは好きな抽象画家である二コラ・ド・スタールの作品を見直して、参考になるものを探した。
四角をモチーフにしたシンプルな作品群を真似て描いてみると、何となく自分なりの感じは掴めてきたが、筆では求めるタッチが出ないので、途中からパレットナイフを使ってみた。
色も足りないと思い、70mlのミルクペイントを3色 (ターメリックイエロー、インクブラック、グリーンアーミー) Amazonで注文して、届くのを待ってさらに描いた。
童心に帰るつもりで色を塗り重ねて行くと、何となくこれはこれでよい、と思える色と形が出てきたので、その部分は残していって、感じるままに手を動かし続けることだけ考えた。
そのうち楽しくなってきて、止めるタイミングが分からないまま数日間あれこれ手を加え続けた。
ついでに欄間障子に色を付ける
欄間障子を設置して、壁の板張りを完成させる
絵は光の当たり方によって見え方が変わる。壁に設置すると、描いていた時の印象とは変わってしまったので、設置した状態で色を加えた。特に青系の絵は、全然見え方が違ったので相当手を加えた。
干支などの形に端材を切り出して、影絵のように長押の上の部分に貼りたいと考えているが、それは後日ということにして、壁を板張りにする作業はこれにて終了。
次は工具の収納に取り掛かりたいと思う。