ダイニングテーブルができたので、次は長椅子を作ることにした。
座面はSPF材を貼り合わせ、脚はカフェ板30×200×1000mmとSPF材を使い、補強用の横桟にはホワイトウッドの角材を利用した。
早く経験値を上げたいので、接合部はダボとほぞで接ぎ、ネジ釘は使わないで仕上げることを今回のサブテーマとした。カンナを用意したので、カンナでの面取りにもチャレンジした。
SPF材を貼り合わせて長椅子の座面を作る






とりあえず木工用ボンドは多めに塗ってみたが、圧着するとボンドが大量にはみ出してきて、はみ出たボンドを濡れ雑巾で拭き取るのに忙しかった。時間とともに、さらにボンドがはみ出てくるので、しばらくは頻繁に点検してまめに拭き取った。

座面をカンナで削る


順目をカンナ掛けするのは簡単で、気持ちよいくらいツルツルになるのだが、節前後の逆目は引っかかり、材が柔らかいのですぐ深く掘れてしまう。カンナの向きを変えても木目が複雑でどうも上手く行かない。
調べてみると、逆目を止める役割をする裏金の位置が重要であることが分かった。裏金が鉋刃に近くなるように調整すると、ある程度スムーズにカンナ掛けできるようになった。

面取りもカンナでやってみたが、案外簡単にできた。角の丸みも丁寧に整えたが、適度な手作り感が出るのがよいし、トリマーのような騒音がないのもよい。今後はカンナの出番が増えそうな気がする。
長椅子の脚と補強材を切り出す


ほぞとほぞ穴を作る









動画でノミの使い方は勉強していたが、見るとやるでは大違い。汗をかきかき悪戦苦闘して、何とかほぞ穴は完成したが、正直言って大変であった。
やり方の問題か、材の堅さの問題か、はたまたノミの切れ味の問題か分からないが、随分時間がかかってしまった。よほどの必要性がない限り、違うやり方を選択した方がよいと感じたが、トリマーなどを使った簡易的なやり方もあるようなので、そのうちまたチャレンジしたいと思う。
今回はここまで。次は組立塗装編に続く。