基本データ&特徴
- コガネムシ科 / 体長 18~25mm / 時期 6~10月 / 本州~南西諸島
- 平地から丘陵地の広葉樹林などに生育する。公園や庭などでも見られる。
- 背面はやや金属光沢のある緑色で、前翅に縦の隆起線はない。
- ずんぐり丸い体形で、腹の下面は長い毛に覆われる。
- 夜行性で灯火によく飛来する。昼間は葉の裏などで休んでいる。
- 成虫は広葉樹の葉などを食べ、農業害虫として知られる。
- 幼虫は樹木や草の根、腐葉土などを食べる。沖縄ではサトウキビの重要害虫。
- 暖地性の種だが、関東でも生育数が増加しており、温暖化とともに分布域が北上している。
- 捕まえると糞をする。
名前の由来
- ドウガネブイブイに似た緑色のコガネムシであることから。(昔の日本では緑色もアオと呼んでいた)
「ドウガネブイブイ」の名前の由来
- 「ドウガネ (銅鉦)」とは、銅で製造した叩いて鳴らす楽器のことで、その色と体色が同じであることから「ドウガネ」と付けられた。
「ブイブイ」については諸説あり。
- 飛ぶときの羽音が「ブイブイ」と聞こえるため。
- カナブンの「ブン」は、飛ぶ際の「ブーン」という羽音からだが、地方によってカナブンは「ブンブン」と呼ばれ、その俗称が転訛して「ブイブイ」となった。その地方名に由来する。