基本データ&特徴
- コガネムシ科 / 体長 17~25mm / 時期 5~10月 / 日本全国
- 平地から山地の広葉樹林や果樹園、街中の公園などでも普通に見られる。
- 背面はやや金属光沢のある銅~銅褐色。前翅に隆起線はない。
- ずんぐり丸い体形で、腹の下面に長い毛が密集する。
- 夜行性で灯火によく飛来する。
- 成虫はクリの花やブドウの実、サクラ類の葉などを食べる農業害虫。
- 幼虫は土壌中に棲息し、さまざまな植物の根を食べる。イチゴやイモ類、落花生等の農作物も食害するので、農業害虫として知られる。
- 危険に見舞われると糞をする。
名前の由来
- 「ドウガネ (銅鉦)」とは、銅で製造した叩いて鳴らす楽器のことで、その色と体色が同じであることから「ドウガネ」と付けられた。
「ブイブイ」については諸説あり。
- 飛ぶときの羽音が「ブイブイ」と聞こえるため。
- カナブンの「ブン」は、飛ぶ際の「ブーン」という羽音からだが、地方によってカナブンは「ブンブン」と呼ばれ、その俗称が転訛して「ブイブイ」となった。その地方名に由来する。