基本データ&特徴
- サナエトンボ科 / 全長 70~87mm / 時期 5~9月 / 本州~九州
- 平地から丘陵地の水面が開けた池や湖などに生息する。
- オニヤンマなどに似るが、腹部第8節の側縁が大きく広がり、団扇状をしているのが特徴。
- 団扇状の突起は、中心が黄色でまわりが黒く縁どられる。よく似たタイワンウチワヤンマにも、同様の団扇状の突起があるが、色は黒色で黄色い部分はない。
- ヤンマと付くがサナエトンボ科。ヤンマ科のトンボは頭部の複眼が接しているが、サナエトンボ科は接していない。
- 長時間飛行するヤンマ科のトンボに比較して、サナエトンボ科の仲間はある程度飛んだらすぐに休み、水面から突き出た枝や杭の先に止まっていることが多い。
- 幼虫 (ヤゴ) で越冬する。
名前の由来
- 腹部第8節の側縁が大きく広がり、団扇のような形をしていることから。
- 「ヤンマ」の語源についてはよく分かっていない。